エコカラットを貼るのなら新築時がお勧めです

良く聞く話しなのですが新築時の壁紙は当然ですが新品なので綺麗です。
なので汚れてからエコカラットを施工しようとお考えの方が大勢いらっしゃいます。
ですが本当にそれで良いのでしょうか。
エコカラットの機能性であるひとつ、調湿効果があります。
特に新築のマンションは躯体(構造体)に大量のコンクリートを使用していますので
竣工後、概ね10年間は水分を多く放出しています。
また高気密高断熱仕様のマンションですから室内に湿気がこもり易くなっています。
なので、エコカラットを施工するのであれば調湿効果を期待して最初に施工される事を
強くお勧めいたします。

機能性を優先か?それともインテリア性?

エコカラットを施工される方はインテリアや機能性に期待されていると思いますが
優先される性能により施工する箇所が異なります。
インテリア性を無視して機能性を考慮するのであれば人の出入りの少ない居室や
廊下・玄関、ウォークインなど空気の対流が少ないところがお勧めです。
エコカラットは調湿効果を始め空気の浄化をしてくれる優れたタイルになります。
川などの水と同じで空気も流れる事で常にフレッシュな状態をキープできます。
動かない空気は綺麗ではありません。
なのでリビングなどは人の出入りがあり換気扇等で吸排気が自然に行われていますので
空気が循環されています。
しかし、インテリア性で考えてみましょう。
これは全く考え方が逆転してしまいます。
人の居ないところへ施工してもインテリア性が重視されません。
やはりリビング等の施工性が一番重要になりますね。
綜合的に判断しますと玄関〜廊下、主寝室、リビングなどがお勧めではないでしょうか。

エコカラットを貼れない壁ってあるの?

オプション会では「貼れない壁」が存在します。
主に構造体である躯体壁やタワーマンションに多く採用されている乾式耐火間仕切り壁です。
実際は貼れるのですがオプション会の場合には売主に対しての対面がありますので
敢えて後々説明が面倒な壁には施工しない方針なんです。
躯体壁への施工の場合、躯体や下地のモルタルに問題が生じますと貼ったエコカラットに
割れたりコンクリートの灰汁が染み出たりすることが稀にあります。
この時にオプション業者である売主の子供達は親である売主のせいにできないからです。
乾式耐火間仕切り壁の場合には説明が面倒なんです。
そもそも施工は可能なのですが将来剥がす際には下地のボードが傷むケースがあります。
その際、共用部分である壁なので現状復旧させる義務があります。
放置されると困る訳ですね。
でも放置する人なんて居るんでしょうか。
放置するくらいなら剥がさないと思うんですよね。
特に高価なボードでは無いので普通に戻せば良い事なんです。
なので両者ともエコカラットを施工する事は可能です。
一部勘違いされやすいのですが乾式耐火間仕切り壁の場合、エコカラットは施工可能ですが
造作家具等の固定は駄目です。
これは家具を直接固定してしまいますと防音上、規約違反になってしまうからです。
要注意です。

予算に応じた貼り方もある?

エコカラットって素晴らしい反面、沢山施工しようとしますと金額も相当になります。
やはり高いシリーズのエコカラットが素晴らしいのでしょうか。
そんな事はありません。
もし、沢山の壁に施工したくても予算に限りがある方は諦めずにショップへ相談してみる事をお勧めします。
但し、施工の金額を値切るのではなく希望する壁と予算をキッチリ提示して相談する事です。
素材選びにより高価なシリーズでなくても貼り方により綺麗にお洒落に仕上がるケースもあります。
これはプロに相談するのが得策です。
オプション会で高額であっても諦めず相談してみましょう。

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